第8章 新入生強化合宿訓練2日目

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しかし、レルトは基本的に剣と体術をメインとしている。 射撃訓練は基礎しか修了していないため、さらに牽制のための射撃だったので被弾者は皆無だった。 しかしテクノルーツ式のハンドガンの火薬が炸裂する音に、一瞬敵が動きを止めた隙にレルトは間合いを詰め剣を復元。 ミルトューレが教えてくれた剣術やインパクトを駆使して、こちらの陣形を破ろうとする敵を戦闘不能にする。 この時、魔法の鎌鼬で右腕と右腿部を深く傷付けられた味方を発見する。 「大丈夫!?」 レルトはすぐさま駆け寄り傷を見る。 ばっくりと傷が開き大量の血が流れているが、外科的処置を施してから治癒魔法をかけたら完治するだろう。 「血が……血が止まらねぇ」 「落ち着いて。移動するから僕に捕まってて。衛生兵も直ぐに呼ぶから」 レルトは木の陰に負傷を運ぶとデータフレームに向け叫ぶ。 「衛生兵!!」
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