雪輝イテ優等生ト

12/13
前へ
/384ページ
次へ
~囘想~ 「悪魔は契約を守るぞ?望みは必ず叶えてくれるし、魂もしっかりもらう」 「……わかってるわよ」 「ま、そのための俺か……。悪魔は人間を見下しているからな。俺が来れば、魂を奪われることはないだろうけれど、問題はそのあとか……」 常樹は驚いた様子で俺を見つめている。 「あなた、何者なの……?」 「俺?俺は北条 輝雪[ホクジョウ キセツ]。人間、とは言い難いけれど、君の味方さ」 「人……じゃないの?」 「んー……、それを聞かれると、少し曖昧な点があるんだけど……」 「まぁ半分人間ってことで、 〈イイカナ?〉
/384ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加