雪輝イテ優等生ト

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~囘想~ 俺が中学二年生になった頃、家族全員で温泉旅行にいった。 〈イイ湯ダッタ〉 その帰り道、事故を起こした。 正確には事故に巻き込まれた。 対向車線を走っていた車がスリップし、俺たちの車にぶつかったのだ。 〈本当ハ違ウノダガ〉 その事故で家族は全員死んだ。 〈俺モ〉 死んだ。 だけど独りの鬼を俺の体に封印した。 ので、俺は生き返った。 〈モハヤ人デハナクナッテイタ〉 わけわからないのは承知であるが、しかし事実なのだからしょうがない。 機会があれば語らせていただこう。 気が乗らず、鬱な話しではあるけれど。 ~囘想終了~
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