~ 一杯の牛乳 ~

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アハハハ!! 一軒家が軒並み並ぶ住宅街に子供の笑い声が響く。 子供たちは仲良く追いかけっこをして遊んでいる。 しかし、その仲良しグループから外れて1人歩いている男の子がいました。 まだ小さくあどけなさが印象的な男の子。 ただ見た目が他の友達と違っていたのです。 無造作に肩まで伸びたボサボサの髪、何回も着たように色あせたTシャツ、穴が空いている短パンに紐が切れかかっているサンダル。 さらに、その男の子は頬がこけていて、 力無くよたよたと歩道を歩いていました。
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