~ 一杯の牛乳 ~

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その家の出窓のカーテンが開くと、 中には黒髪で真っ白な肌の優しそうで綺麗な女性が立っていました。 その女性の美しさに目を奪われ、一瞬見とれてしまった男の子。 男の子はこの人に無理を承知で頼んでみようと考えました。 服に付いている汚れを出来るだけ叩き落とし、その女性の家の扉をノックしました。 「はーい! 今出まーす」 透き通るような声が聞こえます。 男の子はプレゼントの中身を確認するような少しの緊張を持ち、女性を待ちました。
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