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「入れよ。」
と言われ私は「はい、はい」と言って家の中に入った。
その時私はふと気がついた。
「ねぇねぇ、高杉君って一人暮らしなの?」
「あぁ。」
「えっ!じゃあ私帰る!!」
「はぁ?なんで帰んだよ。バカか?」
「だ、だってほら一人暮らしなんでしょ?だからその…」
「ほ~う。何エロいこと考えてるんですかねぇ、ちかさんは。やらし~」
とからかう。
「そ、そんな変な事考えてないわよ!……分かったわ!帰らなければいいんでしょ、帰らなければ!」
私は強く言い切った。
すると彼は、濡れている私にタオルを投げつけた。
「それで拭け。」
「あ、ありがとう。」
私はタオルで拭いた。
そして彼は、
「シャワー浴びとけよ。服は俺のを貸してやる。その雨で濡れた汚ねぇ体、さっさと洗ってこい!」
そう言われたので心の中で『いいのかな…』と思ったが、彼の言葉に後押しされて、いつの間にかシャワーを浴びていた。
「高杉君のお風呂……って///何変な事想像してるの!?私!!」
ー…ーー…。
そして…
お風呂から出た後、彼の服を着た。
彼の服はやはり男だからか、とても大きく私を包み込んでいるような感じがした。
なぜだろう…とても安心する…。
ー…ーそして優しい気持ちになれるような気がした。
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