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猫は、ハートの国に入りこむ事ができそしてハートの国を乱してハートを奪うのだ。
「ハートがなくなると…壊れるって…死んじゃうの？」
『死ぬよりも恐ろしい事です。忘れられるんです。』
「忘れる？」
『ハートが無くなった人間は最初からそこにいない事になるんです。』
「…記憶…から？」
『そうです。記憶も、存在も、この世から。』
「なんか、意外にシビアだね～。」
「でも、忘れた事にも気付かないなんて悲しいね…。」
「…最近起こってるって言ってたけど僕達の周りも？」
『…はい。貴方達は忘れてしまいましたが…。』
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