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(うわぁ…痛そうな音…。
でもぶたれてもしょうがないよね…)
重たい沈黙をひしひしと感じながら自業自得だと思う。
長い沈黙を破ったのは女の方で一言罵声を浴びせながら部屋から出ていった。
残ったのは千留亜と顔の見えない男が一人。
(ひぃぃ…修羅場を見ちゃったよ…てか早く出てって~!)
手に持っていた資料を強く握るとそのまま何枚かが無惨にも落ちてしまいそれを拾をうと思わず手を伸ばすが、それが必然的に棚の死角から出てしまうわけであって。
「………………。」
バッチリ今しがた修羅場を経験した彼と目があってしまった。
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