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そしてもう一度指を鳴らすと先程より強い光に包まれたかと思うと三人の手の中にはいつの間にか小さな鍵が収めてあった。
「鍵…?」
『これでハートの国に入る事ができます。』
千留亜は銀色の可愛らしいハートがモチーフの鍵、壱伽は金色の細工が細かい太陽を連想させる鍵、真宵の手の中には壱伽と正反対のシンプルで月を連想させる細工の金色の鍵があった。
『アリスとして僕に力を貸してくださいっ!』
「…俺、力にはなりたいけど…。こうゆうのはちょっと…。」
「…僕もあまり関わりたくない…。」
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