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─魔法の世界─
その昔──
レイスは機械を操り、メイジは魔法を扱い、アニルは先天的な動物の力を借りる。
行使者の思惑通り、それらは互いに協力し、文明は発展していった。
『我々の方が優れている』
『だからセカイは我々のモノだ』
溢れる支配欲は広まり、レイスとメイジの間に戦争が起きた。
優れた文明は人を殺す道具となり、命は消え、大地は枯れる。
神はこれを嘆き、〝セカイを捨てた〟。
衰退し、荒廃する世界の中、一人の英雄が立ち上がる。
英雄は天に願い、すると女神が舞い降りた。勇者は戦を治め、女神は世界を二つに分ける。
アース。そして──アテリア。
以来、世界は平和の道を歩んでいる。
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