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シャワーの水音が響いても、喘ぎ声はかき消せない。
「あぁ…っ!!」
「しぃっ!」
ニヤニヤ笑いながら、タケルの手がユウヤの口を覆った。
「……ぅ…!」
いつの間にか、向かい合わせで激しく突き上げながら、タケルが声をひそめながら囁いた。
「ここいらへん?」
「!!…ぅ!ンーっ!」
背中のタイルがヒンヤリと感じた。
タケルに抱きつこうと、上げた腕は、シャワーヘッドに当たりフックから外れた。
勢いよく弧を描きながら、シャワーは音を立ててタイルに落ちたが、誰も気にとめなかった。
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