君を忘れない

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「雪ー。ごはんだよー。」 私はいつものように君をよぶ。 でも君はその日、いつものように出てきてくれなかった。 「雪?」 私はしんぱいになって君のこやの中をのぞいた。 「雪っ!」 そこには君がぐったりとたおれていた。 「お母さーんっ!雪がっ!雪がぁっ!」 その時私にできたのは、目になみだをいっぱいためて、親にたすけをもとめることくらいだった。
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