君を忘れない

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「ただいまー。」 いちばんさいしょにあいさつするのはいつも君だった。 いつもしっぽをふって出むかえてくれるのがうれしかったから。 君も私のこと好きでいてくれるんだ。ってわかったから。 おうちの中に入ってランドセルをおいたら私はすぐにまた外に出た。 それは君に会うため。 お天気がわるくても、かぜをひいててもいつも君に会いに行った。 お日さまが出てたら、君と2人でおさんぽに行った。 雨がふってても行きたかったけど、お母さんが、 「かぜひくからだめだよ。」 って言うから、雨がふったらいっしょにあそぶだけだった。
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