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９年前

冬だったから、辺りはすぐに真っ暗になった。

けっこう遅い時間だったから人影も疎らで自分の席でぼんやりしていた。

やっぱり嫌がらせかと自分の中で片付けて帰ろうとしたとき下駄箱にまた手紙が入っていた。

まだなんかあるのかなと思いながら手紙を開くと玄関ホールに来てほしいとのこと。

ため息をついて手紙の指示にしたがった。

何があるかなんて考えもせずに。