プロローグ

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まずはじめに私、「暁」の運転手を勤める月(ツキ)と申します。 同じく車掌を勤める赤史(セキシ)と申します。 私達が走らせる暁についてのご説明から致します。 暁は過去10回程、車掌を変えておりますですから赤史は10番目の車掌となりますので…まぁずっと、運転手を勤める私からしたらまだまだですがね。 ですが「暁」がいつに作られたかと言いますと…私月にも分かりません。 ただ…随分古くから長く走らせてる記憶はあります。 次に「暁」の外観は 名の通り血のような赤色で窓らしきものは「暁」の気分により増えたり減ったりします。 主にご乗車されます方々はあの世に向かわれる方々ですが…ごくまれに…ご乗車予定ではない、生きた方が乗られます。 では今からお話しますのはその方々のお話です…
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