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いつもの学校帰り。
ほとんどと言っていい程人が乗っていない電車に私は乗っていた。
「―次はー…」
私が降りる駅の名前がアナウンスされる。
きっと、この駅で降りるのは私1人だろう。
電車が止り、ドアが開く。
案の定、降りるのは私1人のようだ。
ここはいわゆる"無人駅"というやつで改札も1つだけしかないさびれた駅だ。
本当は、私が住む家はもう少し先なのだが私は時々この駅で降りていた。
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