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日常に面白みを感じなくなってから私は、この駅に足を運ぶようになった。
誰もいない駅にいる事で、自分が少しだけ日常から切り離された気持ちになる。
そうして時々、自殺する勇気なんてさらさら無いのに線路をジッと見つめるのだ。
似非(エセ)自殺志願者を演じる事で、自分が普通の女子高生では無いと思い込むために。
……こんな事をしても意味が無いのは分かっている。
だけど、そうしなければ自分の中で何かが崩れてしまいそうなのだ。
私は、そっと目を閉じた。
死にたい、訳じゃない。
だだこの日常から消えたい、とは思う。
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