入学試験

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「ここがデュエルスクールかぁ!スッゲーでかい学校だなぁ!」 俺の名前は佐野陽太。デュエルをこよなく愛するデュエリストさ。 半年前、悪の組織ミサイル団を滅ぼした5人のうちの1人でもある。そのとき、出会った親友であり最強のライバルがいて、そいつに追いつき倒したいと思ってる! 今日は、彼女の中島あんなといっしょにデュエルスクールという遊戯王デュエルモンスターズの決闘者養成学校の入学試験のため、離れ小島にあるデュエルスクール本校に来ている。 彼女もまた半年前にミサイル団を滅ぼした5人のうちの1人だ。 「陽太。後少しで筆記試験始まるわよ。早く教室行こう。」 「そうだな。」 デュエルスクールの筆記試験ではカードの基礎知識やデュエルでの応用など様々な問題を解かされる。それに、漢字の書き取りや数学などどこの高校でも行う基本的なこともだ。 ただ、俺は頭が悪い。デュエルになるとわかっていることも、いざ机の上で書けと言われるとなかなか書けない(-_-;)。 筆記試験が終了した。 「あんな。どうだった?」 「私は大丈夫よ。陽太は?」 「うぅ…ダメだった…。」 「やっぱりね。まぁ、デュエルで勝てれば入れるわよ。」 あんなは俺とは逆に頭がいい。見習いたいものだ。 筆記試験の後は、実技試験がある。 実技試験では受験者と試験官の先生がデュエルをするが、試験官の使うデッキは統一されていて、そこまで強いと言えるデッキではないと正直思ってる。 しかし、たまに受験者と教員がデュエルをすることがある。 受験者の中から、ランダムに3人選ばれると聞いてるが、ここの教員はデュエル養成学校の教員であれば当たり前だが、めちゃくちゃ強いことで有名である。 要するに「教員とデュエル」=「ほぼ不合格決定」と言われていて、 過去にひとりも教員勝てた人はいない。
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