新学期スタート

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次の日 1時間目はスピードワールド2についての学習をする。 デュエルの授業になると、勉強嫌いのウリアレッド3人もやる気マンマンなのである。 立花「スピードワールド2はライディングデュエル中は絶えず発動されているフィールド魔法です。これがあるから後攻1ターン目からスピードカウンターが1つずつ乗るのよ。そして、スピードワールド2にもスピードスペルの魔法カードと同じように効果があるわ。」 陽太「効果?」 立花「速攻魔法のように相手ターンに発動するということはできないけどね。まず、スピードカウンターが4つ以上あるとき、スピードカウンターを4つ取り除くことで、手札のスピードスペル1枚につき、相手に800ポイント与える効果よ。これはかなり使いやすい効果だから、ライディングデュエルで自分のライフ800ポイント以下になったら、要注意と思った方がいいわね。」 陽太「なるほど…。」 あんな「陽太ってライフが1000以下から逆転することが多いから…けっこう危険じゃない?」 陽太「うん。」 立花「スピードワールド2の発動は無効化できないし、破壊もできない。だから、さっきの効果が使われたら、効果ダメージを半減させたり、0にしたりするような罠や速攻魔法が必要ね。じゃあ、次行くわね。2つ目の効果、スピードカウンターが7個以上あるときに、スピードカウンターを7個取り除くことで、デッキからカードを1枚ドローする効果よ。これは言うなれば…強欲な瓶ね。スピードカウンターというものはあまりなくしてはいけないものなんだけど、いざというときには使った方がいい効果ね。」 陽太「先生。どうしてスピードカウンターはあまり使わない方がいいんですか?」 立花「ライディングデュエルはDホイールを使ったカーレースみたいなものなのよ。先攻をとるのもカーレースだからね。まぁ、そこら辺は実習でみんなに詳しく説明するから。」 陽太「わかりました。」 立花「そして、3つ目の効果。スピードカウンターが10個以上あるとき、スピードカウンターを10個取り除くことで、相手フィールド上のカード1枚を破壊する。これは言うなれば…サンダーブレイクね。ただ、この効果はあまり使う人はいないわね。」 この後、スピードワールド2の上手な使い方を教わった。
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