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―――・・・此処は様々な
生き物が住むとある街。
色とりどりな家が並び
街の中心には綺麗な時計台や
噴水のある広場・・・と
長い時間を掛けて賑わいと
豪華さを培って来た街である。
その街には
多くの生き物が住み・・・
更なる発展と共に
多くの問題を生み出していた。
「ま、待てぇぇーッ!!」
街を大きく外れ、
とある寂れた街道で
何者かが大声で叫ぶ。
『待てって言われて
待つ奴が居るかい♪』
そこには、ネギを持った
茶色い鳥・・・"カ○ネギ"が、
ネギを振り回しながら
前に居る○ケモンを
必死に追い掛けていた。
「こ、この・・・
返せええぇぇ!!」
『ほほほ♪』
前方に居る、リンゴ等が
入った袋を持った
全身が黒に近く
猫の様な容姿の○ケモン・・・
"ニ○ーラ"が、
余裕そうにスキップしながら
カ○ネギの攻撃を避け
逃げ続けている。
「うちの商品・・・
最近毎日の様に
盗んで行っているのは
お前だったんだな!」
カ○ネギは怒りを露にし、
顔が真っ赤にしている。
「今日と言う今日は・・・
この場で捕まえて見せる!」
立ち止まった相手に
手にしているネギを
突き付ける様に向けて、
そう叫ぶカ○ネギ。
『ほほ♪
元気の良い鳥さんねぇ♪』
ニ○ーラは相変わらず
余裕を持った表情,言動で
相手を挑発する。
(・・・毎日盗んでる
ってのは知らないけど。)
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