1】むっちとコゲの一日。

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「さっぱりっ!!」 やっと目覚めたコゲは椅子に座り、朝食を待っている。 「ほい、卵はスクランブルでよかったよね?」 「おぅっ!!」 トーストにのっかったスクランブルエッグ、それにコーンスープ。 コゲはばくばくと食べ、一瞬でなくなっていた。 「はやっ」 「むっちが遅いだけだよ。」 「えー。」 口のまわりを拭い、手を合わせごちそうさまと言ったコゲ。 俺もしばらくして食べおわり、食器を洗ってる間、また漫画を読んでるコゲ。 「むっち!!この本なに?」 かかげているのはいつぞやの謎解きだった。 「やる?」 「うんっ!!」 俺は皿を洗い終えると手を拭きコゲから本を受け取った。 机に向かい合わせに座ると、問題を出した。 簡単なレベルは軽々とクリアしていくコゲ。 「なら、これはどうかな。」 .
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