第2章:おばけのいる生活

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「そう言えば、今日はいつ頃帰ってくるんですか?」 今はお弁当を作り終え、朝食を食べ終わり、キッチンで後片付けをしている最中です。 僕は洗い終わったお皿を棚に戻しており、流しで水道の蛇口を止め、タオルで手を拭いている楓さんにそう聞かれたのですが、今持っている丸いお皿が入っていた場所が僕からしたら少し高い位置にあり、背伸びをしながらの爪先立ち状態なので上手く声を出せず、言葉も途切れ途切れになってしまいました。 「ゆッ、うがッ、た頃には…ふぇ-?」 プルプルしながら伸ばしていた足が急に床から離れ、体が宙に浮き、突然の事で間抜けな声が出てしまいました。 「これならどうですか?」 「あ、ありがとうございます」 後ろから脇の下に手を入れられ、楓さんに持ち上げられていたようです。 そのおかげで充分手が届く位置に来たので楽々お皿をしまえたのですが、何となく自分の身長の低さを再度恨みました。 「空さん軽いですね、もう少し太っては?」 「…この位が丁度良いんですよ」 この身長で太ったらチビデブじゃないですか…絶対嫌ですよ… 床に下ろされた後、更にまた上下に揺さぶられながらそう聞かれ太った自分を想像したのですが…何故かカビ○ンが出てきました。 「さて…そろそろ着替えてきますね?」 やっと手を止めてくれたので、さっさと部屋に戻って着替えた後に…キスマークも消さなければなりません。 「…私の服着ますかぁ?」 「僕は目立ちたがり屋じゃありませんので」
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