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「ねぇ大和君…本当に行くの?」
「当たり前だろ!?何の為にここまで来たんだよ?」
初めまして。僕の名前は『一式 空』です。
そして今話している相手が『本田 大和』君。
僕達は中学校から一緒で、今回高校1年生になったので大和君が『もう俺達は大人だ。度胸試しだ。』なんて言い出してここらでは有名な心霊スポットに来ています。
「ねぇ-、本当に幽霊出たらどうするの?」
「びっくりするだろうが!普通だろう!?」
ちなみに今は夜中の12時、僕達はその心霊スポットと呼ばれる建物の前に居るのですが…怖いです。さすが心霊スポットと呼ばれる訳ですね…いかにも出そうです。
「じゃあ開けるよ?」
「お…おぉ…?」
今目の前に大きな錆び付いた門があるのですが、何故かいつもある鍵が開いていて入って行けるみたいです。
ギギギッ…と鈍い音をたてて開く門はとても気味が悪く、まるで『入ってこい』と誘われているようでした。
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