似合わない

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亜弥side 「では明日までにオレがまとめた企画案を会長に提出しておきますね。」 「ちょっ……まだ終わってねぇだろ!!」 オレが引き止めるが颯斗はどっかへ行く。 だがすぐに生徒会室のドアが開き颯斗が顔を出す。 「ではチョコ作り頑張って下さいね。」 と言ってまたドアを閉める。 「全くよぉ……オレが渡す相手は沢山の女子に狙われちまっててオレじゃあ渡せねえよバァカ!」 と言いながら生徒会室の鍵を閉め亜弥は職員室に向かう。 職員室で生徒会顧問の先生。 日生蜜柑【ヒナセ ミカン】先生に鍵を渡した。 「はぁ、先生はバレンタイン渡す相手いますかぁ?」 と言うと先生はオレに左手を見せる。 薬指には綺麗な指輪が付いていた 既婚者かよ! 先生は既に独身ではない人になっていた。 ちなみに25歳だ。 オレは深く溜め息を吐き廊下に出る。 「オレもあんな指輪が…………アイツから貰えたらな。」
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