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「それで亜弥はどうしたいですか?」
颯斗がオレを見つやがる。
オレは答えたいが答えらんねえ。
んだよコイツ見つめやがって…………
オレが照れてるなんて死んでも言えねぇじゃん。
と、思って顔をそらす。
2人は自分達が相思相愛だと知らずに3年も過ごしていた。
初めての出逢いはクラスメート。
互いに一目惚れ。
だが互いにその時は自分の気持ちを知らず同じクラスで過ごす内に気持ちに気付いたそして2人はクラス替えで別々のクラスになってしまった。
だが互いに気持ちは変わっていなかった。
「亜弥?……亜弥?……亜弥!!」
「へ?……うわっ!!
わっワリィな何の話だ?颯斗。」
オレは少し考え込んでいたら颯斗に話し掛けられ頬を支えていた手が崩れるように倒れちまった。
「何の話って…………子供は何人欲しいですか?って話ですよ。」
「ゼッテェちげえだろ!!」
だが颯斗の冗談が本当であって欲しいと常々思っちまう。
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