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颯斗side
オレと亜弥はバレンタイン企画を考えるがこれと言った案が出て来きません。
２人共まともなバレンタインを過ごしていない所為だろう。
全く理事長は何を考えているのでしょうね。
三年は来週はもう登校しないと言うのにわざわざこんな企画を
そう……今週の金曜日が過ぎたら亜弥と逢うのは企画の２月14日と３月５日の卒業式だけ。
オレは悲しいのか心にぽっかり穴が開いたような感じだ。
だがそれは亜弥も同じことだ。
まあ、亜弥は先のことはあまり考えないタイプだからオレと逢えるのが今日を含めて４日しかないことを知らないのでしょう。
「バレンタインなんてオレには性にあわないからなぁ颯斗は毎年すげぇ数貰ってんだろ？
オレよりいい案が浮かぶんじゃねぇの？」
「そうですね。
…………でしたら男性が受け取れるチョコは……たった一つにしましょう。」
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