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「はぁ?だからなんだよぉ?」
「ですから男子は校内を逃げ回り女子は男子を追いかけ捕まえる。
ペアができたらそのペアだけが終了。
捕まった男子は女子から必ず受け取る。
男子は2つ目はないし女子は2つ渡せないたった一つ……たった一つ大切な人から受け取れればいいのです。」
オレは紅茶を飲みながらゆっくりと亜弥の方に向き直す。
「へ……へぇ……まあ、オレにはカンケェねぇしな。」
と言いカップを乱暴に置く。
テーブルに紅茶が飛び散るがあまり気にしない。
「では生徒は全員参加で欠席は退学とみなしましょう。」
「テメェは鬼か!?」
オレはいつも通り笑顔だが亜弥は全力でツッコんでいる。
「亜弥は捕まえたい方はいらっしゃるのですか?」
「い、いねえしバァカ!」
「そう……ですか。」
オレは少ししょんぼりしてしまいました。
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