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お妙が銀八の目の前まで行くとあれだけ騒がしかったクラスがいつの間にかシン…と静まりかえっていた。
銀八は慣れない3Zの静寂さに嫌な緊張をしながらゴクリ…、と生唾を飲み込むとお妙は隠していた小さな箱をそっと銀八へと差し出す
銀八「あぁ?; えーっと…?;;」
お妙「チョコレートです。
ちゃんと火が通ってるか
心配だから、
食べてくださいな
今ここで(ニコッ」
何だコレ?と言でもいたげな銀八の様子を察してか、箱の中身について明かすと "今ここで" をまるで強調したかのような言い方をする。
近藤「ええぇえッ!!?
ちょ、待って下さいお妙さん
コッチです!!
あなたの勲はコッチですy―」
…――∑バキッ!!
ひでぶっ!!?
お妙の鉄拳はバキッ!!という音と共に近藤の顔面にめり込むとあの体格の良い近藤さえをも一発で伸す威力を見せつける。
そんな一連の出来事を嫌でも間近で見てしまった銀八はガクガクと震えだし、右手を顔の前に出せばいらないと言わんばかりにブンブンと手を振ってみせる
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