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猿飛「先生あの、これ///
私はお妙さんのような
即席義理チョコとは違って、
もう5ヶ月も前から
先生への愛というスパイスを
練りに練り込んで
仕上げたんだゾ♪//」
銀八「5ヶ月も前からって…
最早腐ってんだろ。
チョコもお前の頭の中も」
普段なら甘い物には目がない銀八ではあるがなかなか受け取る気になれず、一部からはヒューヒューと黄色い声援が飛び交い すっかりバレンタインムードになりつつある3Zの教室内でその光景を目の当たりにした沖田は頬杖を付きながらぼそりと呟く
沖田「あぁ、そういや今日
バレンタインでしたねィ
どうりで近藤さんが
浮かれてたワケでさァ」
土方「なにがバレンタインだよ
あんなのただの
菓子交換会じゃねーか」
沖田「土方さん、実はアンタに
渡してェもんがあるんです。
放課後教室で一人寂しく
筆記用具用意して
待っててくれませんか」
土方「なんだその誘い方…
今時小学生でも
もっとマシな誘い方すんぞ
オメーのことだ、どうせ
学級日誌くれてやるとか
そんなんだろ?
日直の仕事ぐれェ
テメーで片付けやがれ」
沖田「ありゃりゃ
お見通しでしたかィ」
ちぇ、と不満気に呟いた沖田の視線の先には黒板の右下に白チョークで殴り書きされた本日の日直の名が並んであった
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