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運命も、過去も、
現在も、未来も、
無に帰してしまえばいい。
そうすれば
苛立ちも、期待も、
絶望も、寂しさも、
こんなに、全身に食い込まないかもしれない。
・・・痛みとして。
有り得ないことを
放つ姿は
とても醜い。
荒んでいる。
真っ暗な中で叫ぶ、
弱き魂。
「愛?どんなものでも 救われないじゃないか!」
信じたくても
信じられない。
陳腐な台詞は
この腐り切った世界には
似合わない。
どこに辿り着くのだろう?
私の、きしきしと
軋む感情。
荒野を駆け抜けるのだろうか。
それともただ、立ち尽くすだけなのか。
何処に、行くのだろう。
流れて。
流される、心は。
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