最高のダチ

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「嶺太!?」 麗は驚いたように振り返る そんな麗を俺は抱き締める 「ちょっ、りょう「好きだっ!!」 「えっ……?」 「麗、お前が好きだっ」 やっと……やっと言えた…… 「りょっ……たぁっ」 麗は泣き崩れた 「れ、麗!?」 「私も……っ私も好きっ!!」 「………」 愛おしくなって 可愛くて仕方がなくて 俺は麗を抱きしめた…… 「嶺太っ嶺太っ」 麗も必死に抱きついてくれる 「私っ、私っ……嶺太に酷いこと言ったっごめんっ……ごめんっ」 大量の涙を袖で拭きながら言う麗…… 麗の袖は涙でシミができてる 「ごめんっごめんっ」 小さな声で…… 泣き声で…… 必死に謝る麗を見て 心が痛んだ…… 「もういいって……わかったから」 「でもっ、でもっ」 「本気じゃないってわかってたから」 「それでもっそれでもっ」 「俺も麗と同じ状況だったら絶対してたから……だから泣くな……」 頭を撫でながら強く強く抱き締める 「嶺太っりょうったぁぁああっ 好きっ好きっ」 また…… また愛おしくなる…… 「麗……好きだ……」 「嶺太ぁっ」 小さい頃からの幼なじみ 一緒に笑って泣いて いいダチなんて思ってた…… だけど、それはいつの間にか恋に変わっていく…… 俺の最高なダチは 最高な 俺の恋人…… .
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