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それから麗は授業が始まるぎりぎりになってから教室に入ってきた
授業が始まった――
教室は先生が黒板を書く音が響く
暇だ……
いつもなら手紙交換をしたりして授業中はずっと笑っていたのに……
ちらっと麗を見た
見なきゃよかった……
そう思った
なぜなら麗は俺と逆の方を見ていた
まるで俺を見ないように……
グッと拳を握り締める……
いつもは早く感じる授業が……
今日はかなり長く感じた……
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