最高のダチ

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屋上に付くと冷たい風が頬を撫でる 「まだ寒いな……」 ポツリと呟く いつもなら 麗は寒くても大丈夫だって とか言ってすぐに座り込んで飯を食べ始めてたよな…… そんな事を考えてたらむなしくなった 「はぁ……」 小さなため息は寒さで白くなる 早く食わないとな…… そう思って、フェンスに近づくと視界の端に見たことある後ろ姿…… 「れ……い……?」 俺が小さな声で呼び掛けると麗はピクッと肩を震わせゆっくり振り返る 「りょう……た……」 俺だと気がつくと麗は慌てて逃げようとする 「待てっ!!」 慌てて麗の腕を掴む 「はなしてっ!!」 麗は俺の腕を振り払おうとぶんぶん腕を振る そんな姿に俺は苛立った…… 「何で避けんだよっ!!」 俺がそう言うとビクッと肩を揺らす そして 小さな声で言う 「……嫌い……だから……っ」 「………えっ?」 今……なんて言った……? .
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