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とても、とても広く大きな部屋。
その部屋から見えるのは高い天井の近くにある電球の光と、所々に着弾後ある金属の壁や床、開きそうにない扉だけだった。
今、この中には二機のコマンドウルフがいる。どちらの機体も背中の武装は二連ビーム砲の標準タイプで、装甲の光沢が全くと言っていいほどなく、装甲のあちこちでへこみがあったり一部が欠けたりしていた。また、識別のためなのか装甲にそれぞれ『弐』『参』と書かれていた。
二機の立ち位置は、一定の間隔をあけて向かい合っていた。
まるで戦闘の前みたいに………
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