菜月の暴走

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下駄箱で靴に履き替えようとして、俺は足を止めた。 最近は雨続きでずっといってなかったけど、久しぶりにあそこに行くか… 淳也のフォローと菜月の暴走に疲れきった俺は、学校で唯一の気に入りの場所に足を向かわせた。 立ち入り禁止の看板を横目に、階段をかけあがり、鞄からスペアキーを取り出す。 誰も立ち入ってないせいかさびれた鍵穴にそれを差し込む。 ガチャリ… 鈍い音と共に俺はドアを開けた。
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