菜月の暴走

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「私、交友関係広いし、なんとかなると思う!イヤン!洸チャンに初ロマンス!」 目をキラキラさせて1人盛り上がる菜月をもはや誰も止めることはできない…。 そして台風が通りすぎるかのように、菜月は自分のクラスへ帰っていった。 「すまん!洸!!」 台風が通りすぎ大人しくしていた淳也が俺の前で手をあわした。 「別に初ロマンスじゃねぇけどな…」 俺は皮肉たっぷりに淳也に言った。 「ごめんて!あいつ最近ずっとつまんねーつまんねーって機嫌悪くってさ!でもまじ助かったよ。確率はすくねぇと思うけど、もしこれがきっかけであのかわいい子ちゃんと仲良くなれたらお前もラッキーじゃん。なっ!なっ!」 淳也は必死に俺の機嫌をとろうとする。 つーか菜月の退屈しのぎのオモチャがどおして俺なんだよ… それは彼氏の努めだろ…
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