第01話

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聿「お母さん…」 お母さんは手に二つのマグカップを持ちながら あたしの部屋に入って来た。 聿母「はい、ココア」 聿「…ありがと」 あたしの大好きなココア…。 聿母「また唸されてたけど… お父さんの夢??」 聿「…」 心配しているお母さんに向かって、無言のまま小さく頷いた。 ココアを飲むと、口いっぱいにココアの甘さが広がる。 美味しい… 聿「…あのさ、お母さん…」 聿母「ん??」 聿「さっきはごめんね…怒っちゃって…」 聿母「いいわよ、大丈夫。 お母さんもごめんね??勝手に高校変えちゃって…」  
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