第01話

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苦笑いし、謝って来るお母さんに あたしもちょっとだけ苦笑しながら… 聿「……あの…お母さん… その、高校についてなんだけど…」 と、今一番重要なことを話し始めた。 聿「やっぱり…あたし男の人が怖い…。 中学生の時はお母さんがいたから頑張った。 だけど… さすがにもう限界なの… 怖くて怖くて堪らない…。 ねぇ、あたしは大丈夫だからさ… 寮に行かなくても平気だからさ… だから、女子校に行っちゃ駄目かな??」 さっき貰ったばっかりのココアを両手でギュッと握り締め 心臓をドキドキ鳴らしながらお母さんの返事を待つ。 聿母「…」 聿「…」   
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