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聿母「聿姫…」
しばらくすると、お母さんは落ち着いた声のトーンで喋り始めた。
聿母「……聿姫には悪いけど、もう学校にも連絡しちゃったし…
変えることは出来ないのよ…」
聿「…」
その言葉に愕然とする。
学校が変えられない…
女子校に行けなくなっちゃったよ。
一生懸命勉強して、せっかく合格したのに…
あたしは黙ったまま何も発せず、ただたんにこの先が不安で不安でしょうがなかった。
すると、またお母さんが落ち着いた口調で話し出す。
聿母「聿姫、確かにお父さんはろくでもない男よ。
倉庫に縛り付けて暴力振るうなんて考えられない。
お母さんも、なんであんな男と結婚したのか後悔してる」
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