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近藤は、立ち上がると、壁にかけられた立体写真に語りかけた。
「必ず成功させるから」
俺は夢を見ていた。
何故か分からないが、島村と近藤の三人で、見たこともない街を歩いていた。
街の中を走る車にはタイヤがなく、宙に浮かんで走っている。
そして、ハンドルもなかった。
三人で歩いた先にある建物に入り、エレベーターに乗った。
エレベーターの中に、階数のボタンはなく、代わりに数字のキーがあり、近藤が数字を入力すると、エレベーターのドアが一旦閉まり、すぐに開いた。
三人がエレベーターを出ると、ドア以外は窓もない小さな部屋だった。
そのドアを島村が開くと、何故か未来商事の事務所だった。
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