気持ち

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この日、裕也はゆきの家から近い駅にいた。 何故駅にいるか、そう、今日は日曜日、ゆきとのデートの日、そして告白する日。 まだゆきに会ってもいないのに心臓が高鳴っており自分でもかなり緊張しているのがわかった。 俺、大丈夫か… まだゆきに会ってもないのにこんなんじゃ、ゆきに会ったら心臓爆発しちゃうぜ… そんなことを考えていると正面から手をふりながらこっちに歩いてくる人影に気付いた。 「裕也君!」 ゆきである、そしてゆきをみた瞬間にさらに心臓が速くなっていくのが分かった。 やばいやばい… 落ち着け… 大きく深呼吸をし気持ちを落ち着ける。 そして手をふり返しゆきへと歩み寄る。 「裕也くん、おはよ」 「おう、おはよ」 「ちょっと遅れちゃった、ごめんね」 「全然大丈夫だよ、じゃあとりあえず電車乗ろっか」 「うん」 軽く会話を交わし俺たちは駅にはいり電車へと乗り込んだ。
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