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俺の名前は小口裕也(おぐちゆうや)
俺は今年から高校へと進学する。
今日は入学式、新しい生活がスタートする。
そんな新しい生活のスタートに俺は胸を踊らせていた
学校につき入学式が行われる体育館へとむかい歩いていると後ろから俺の名前を呼ぶ聞き慣れた声が聞こえてきた。
「裕也!」
「おう俊一」
こいつは木田俊一(きだしゅんいち)
顔もかっこいいし性格も明るく、はっきりいってかなりモテる。
そして俺の幼なじみであり一番の親友だ。
「なんだなんだ、テンション低いぞ?さては朝から一人でしこしこしてきて体力不足になったのか?」
「まあな」
「え?マジで?」
俺の答えに俊一は若干ひきつった顔をした。
「嘘にきまってんだろ。てかテンション低いんじゃなくてお前が高すぎるんだよ」
「可愛い女の子がいるかもしれないだろ、そりゃテンションも上がるさ」
俊一は俺に満面の笑みを向けながらそう答えた。
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