白い鈴と黒い鈴

出会い

「さっき隣にいた人だよね？Ｄクラスなの？」

そう、さっき隣に座っていたあの女の子である。
しかもその女の子の言葉により同じクラスであることが判明した。

俺のテンションはこれ以上ないほど上がっていた。

「そうだよ、君もなの？」

テンションはかなり上がっていたがここではしゃいだら変な奴だと思われてしまう。

俺は心を落ち着け返事をした。

「うん、私、望月ゆきっていうの。よろしくね」

「俺は小口裕也、よろしくな」

そしてもう一人テンション高めのあの男も話に入ってきた。

「俺は木田俊一っていうんだ、ゆきちゃんって言うんだ？これからよろしく！」

「ふふふ、俊一君テンション高すぎ、二人ともよろしくね」

俊一の印象が強く残る感じだが、これが俺とゆきとの出会いであった。