勝手に妄想話~第3巻~

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しかも亜輝の先輩はうちらの2つ年上。その年でホストの経営者をしている。 よーするにホストの仕事しろと? 「またやんの?あたしが?」 『だってそらしか頼む奴いないもん。前回来た時すっげー人気だっただろ?先輩も気に入っちゃったみたいでさー」 …そう。それはあたしがパチ屋を始めた頃の話。 あたしは双子の弟の光貴とそっくりな顔つき。 昔よく入れ替わって遊んでて人を騙してた。 亜輝も一緒に遊ぶたびよく騙されてたからな。 だから亜輝はそれを思い出していたのだろう。 当時働いてた仕事先からピンチヒッターと誘われついて行った先がホストだった。 そこでその亜輝の先輩であり経営者の人に説得され、性別を装いしぶしぶホストの仕事に。 もちろん亜輝が傍にいてくれたから問題はなかったが。 この顔がいけないのかキャラがいけないのかは知らないが、妙に客にウケてしまったのである。 同性に誘われても…(笑)
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