勝手に妄想話~第3巻~

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亜輝を先頭に更衣所兼事務所への通路を歩く。 「ねぇ亜輝。先輩の名前ってなぁに?」 「瀬野 流(せの ながれ)ってゆー名前。」 「ほぇー」 ん?瀬野? その先輩にはうちらとタメの弟がいるといっていたが、さすがにそんな偶然はないだろう。 気にせず通路を歩き。事務所に到着。 「誰もいないな。そら、今のうちに個室使え」 椅子に座りタバコに火をつけた亜輝が話す。 「わかった。急いで着替えるよ」 あたしは個室の扉を開け、中で着替え始める。 すると外から声が聞こえた。 「こんばんは」 誰かが入ってきたようだ。 「どうもお先失礼してます」 亜輝の声が聞こえた。 この会話を聞くと亜輝はどうやらその人とは初対面らしい。
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