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「っ…」
痛みで目が覚めると父親の姿はなく激しい痛みで気を失っていた自分が居た
信五はゆっくりと体を動かすと玄関に放り出されたままの鞄を取りに行きそのまま引き摺る様に自分の部屋へと向かった
部屋に入ると信五は無言で鞄を机の上に置き、制服を脱いで着替え始めた
制服の下に隠された体には数え切れないほどの無数の傷跡と煙草を押し付けられた痕もあった
「…大丈夫…大丈夫や…」
自分に言い聞かせるように呟き、ベッドに横になると無言で涙を流した
そしてそのまま眠りに就いた
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