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アラームで目が覚めると信五は制服に着替えて朝ごはんの用意をする為に下に降りた
下に降りるとテーブルの上にあった空き瓶を片付け、朝ごはんの用意に取り掛かった
朝ごはんが出来るといつの間にか父親が食卓にスーツを着て居た
「…お、お父さん。おはよう
今、丁度朝ごはん出来たトコやから」
信五の言葉を無視して父親は信五の作った物を食べ始めた
信五は震える体を何とか押さえつけ自分も席に着いた
父親は無言で食べ終えると信五の前にお金を置いて仕事に向かった
家に一人になった信五は目の前のお金を見つめ、泣きそうになるのを堪えながら重い体を動かし殆ど手をつけていない自分の皿と父親の皿の後片付けをして学校へ向かった
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