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優弥が高校を卒業した2日後、偶には夫婦水入らずでドライブでもと言う優弥に、両親は笑顔でドライブに出かけたのだが・・・・
それが優弥の見た両親の最後だった。
両親を見送った後、2時間程して警察からの電話で呼び出された優弥が見た両親は、男なのか女なのか判別がつかない程に酷い状態で、霊安室に横たわっていた。
聞けば、一台のダンプカーが信号を無視して、両親の乗る車に突っ込んで来たらしい。
検死の結果は衝突時の衝撃による頭部強打で即死。
その後、両親の乗る車が燃料に引火し炎上したので、このような状態らしかった。
加害者のダンプカーを運転していた40代の男性は事情聴取の結果、基準値を超えるアルコールが検出された。
飲酒運転の挙げ句、居眠り運転をした結果の事故だった。
両親は死亡。
犯人は事故の衝撃で額を軽く切っただけの軽傷。
その後は両親の葬儀を行い、その時に出席してくれた担当の刑事に犯人には飲酒運転の前科があり、終身刑になった事を教えられた。
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