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母の趣味がガーデニングな為,この環境を一番気に入っているのは彼女だったりする。
「へ~…ここがお前の家か。」
「一軒家なんてすげーな!俺ん家なんてアパートだぜ?」
冷静な孝宏と興奮しまくりの潤。
…そんなはしゃぐ事でもないと思うけど。
「そ?…じゃ,送ってくれてありがとうね。」
「あ?あぁ,気にすんなって。」
「オレらがしたくてしたんだから。じゃ,また明日な。」
「んじゃな!」
「うん。気をつけてね。」
いつまでも大きく手を振る潤に,私も振り返す。
と,孝宏が潤の頭を軽く叩いて何か言っているのが見えた。
大方「いつまで振ってんだ」とでも言ってるんだろう。
思わずそんなやり取りにクスッと笑ってしまう。
二人がようやく見えなくなった所で私は家に入った。
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