透明人間

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時計は指に固定出来るようになっていて、大きさも小さいので邪魔にはならない。 「いざっ!出陣だ!!」 俺は着替えを公園の茂みに隠し、赤い屋根の家に向かった。 そして、家の前につき、インターホンを鳴らした。 ――ピンポーン。 静かに鳴り響く。 「はい。どちら様ですか?」 女性の声が聞こえた。少し、重みがある声だ。お母さんか‥‥ 「すみません!クレネコヤマトです。お届け物お持ちいたしました。」
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